
学術大会2025での専門医部会関連の企画
若手医師支援部門
シンポジウム12
【ネガキャン・コレクション2025~それは事実と違います~】
「総合診療って、心理・社会的なことばかり中心に考えて、医学知識は足りているのか?」「なんでも診れるってことは何も極められないってこと?」「臓器別専門医のほうが患者のためではないか」。そのような周囲からのネガティブ・キャンペーン(以下、ネガキャン)に悩んだことはありませんか。本シンポジウムでは総合診療医としてのアイデンティティや専門性への不安に直面する若手医師たちの本音を語り合い、どのように対峙していくべきかを議論していきます。
日時:6月21日(土)10時15分~11時45分
場所:第11会場(札幌コンベンションセンター207)
こんな人にお勧めの企画です!
・総合診療へのネガキャンで希望を無くしている研修医や専攻医
・周囲に悩みを共有できる仲間が少ない若手専門医
・若手の悩みにどう答えたらよいか悩む上級医
実は当日のネガキャンテーマを募集しています。プレ企画として若手医師支援部門が運営するオープンチャット内のライブトークで毎週いろいろなテーマを発信中です!あなたの悩みやネガキャンが誰かの役に立つかも!?当日もオープンチャットを利用するので是非事前にご参加ください。
是非、プレ企画からご参加頂き、当日の議論を盛り上げていきましょう~
オープンチャット「Generalist Bar」presented by JPCA専門医部会若手医師支援部門
pass:wakate
毎週不定期配信中!「Off the record」6月4日はスペシャルゲストをご招待!

インタラクティブセッション(現地)
【若手病院総合医チームプレゼンツ!病院外来と診療所外来のミスコミュニケーションを解消しよう】
日時:2025年6月22日(日) 8:30~10:00
会場:第6会場(札幌コンベンションセンター1階 104+105)
内容:病院と診療所、それぞれの外来には異なる役割と視点があります。JPCA病院総合医チームでは、第21回秋季生涯教育セミナーで「病診"外来"連携」について考える企画を行い、様々な問題点が浮き彫りとなりました。
今回のセッションではそれを踏まえ、お互いの環境や地域における役割への理解不足などから生じる実際のミスコミュニケーション事例をもとに、個人レベル・そして地域レベルでの解決策をワークショップ形式で考えます。
現場でのすれ違いに悩んでいる方、より良い連携を築きたい方、そして若手医師の教育に関心がある方も大歓迎です。JPCA病院総合医チームが一緒に考えます。

キャリアCafé
【Off the Record JPCA若手医師支援部門メンバーとゆる〜く語る部屋】
日時:2025年6月21日(土)15:15〜16:00
会場:キャリアCaféブース(札幌コンベンションセンター1階 大ホール)
内容:若手医師支援部門 キャリアカフェへようこそ
「どんな人たちがいるの?」「実はちょっと気になってた…」そんなあなたにぴったりの、ゆる〜く話せる時間をご用意しました。
専門医部会・若手医師支援部門は、今年で第10期。地域もキャリアもさまざまな仲間たちが集まり、“これから”を語り合い、応援し合える場所をつくっています。はじめましての方も、ちょっと聞いてみたいだけの方も大歓迎!キャリアのこと、職場のこと、これからのこと。気軽にお話しませんか?
キャリアCafé
【病院総合医とゆる〜くお話しする会 現地版】
日時:2025年6月21日(土)16:05〜16:50
会場:キャリアCaféブース(札幌コンベンションセンター1階 大ホール)
内容:少人数で自由に若手病院総合医とお話できるトーク企画です。「病院で働く総合医、ちょっと興味あるかも、お話聞いてみたい」という方にピッタリの内容です。定期的にオンライン開催をしておりますが、今回は現地で直接お話できる機会ですので是非お越しください!
キャリア支援部門
キャリアCafé
【“育てる“を考える、“働く“を見つめる 〜キャリアと子育てのこれから〜】
日時:2025年6月22日(日)9:20〜10:05
会場:キャリアCaféブース(札幌コンベンションセンター1階 大ホール)
対象:育児に関心のある多世代の皆さん
内容:共働きが当たり前になったことで「育児とキャリア」について悩むことも増えてきました。
乗り越えてきた先輩も、”今”悩んでいる人も、そしてこれからの方も、子育てとキャリアを両立するヒントやアイディアを話してみませんか?
教育部門



教育講演4
【エクストリーム×家庭医ー南極越冬隊医師の経験と家庭医ー】
日時:2025年6月21日(土)13:30〜15:00
会場:第5会場(札幌コンベンションセンター1階 107)
内容:家庭医は、エクストリームな環境でも家庭医らしく活動で きるでしょうか?また、エクストリームな経験は、普段の診 療にどう活用できるでしょうか? 地域で暮らす人々の普段の暮らしを支える家庭医の能力 は、南極観測基地での越冬という地球で最もエクストリー ムな環境で暮らす越冬隊医師としても有用なものでした。 越冬隊医師となった「エクストリーム家庭医」から南極で の診療経験などを共有いただき、普段の診療へと引き寄せ て考えることに取り組みます。また、南極で役立った家庭医 のコンピテンシーと、地域の家庭医の卓越したコンピテン シーへのつながりを考えます。 さらに、様々な環境で活躍するために必要な経験や学習に ついて、エクストリーム家庭医‧多職種を目指す若手‧学 生に向けたメッセージも併せてお話しいただきます。 そこ、ここで医療に携わる皆様の診療の意味を振り返る内 容を目指しています。ぜひご参加ください。
教育講演7(オンデマンド)
【JPCA Education lecture Core Series(JPCX)-I プライマリケアのための糖尿病診療 血糖把握デバイスの進化】
内容:
▶ こんなお悩みはありませんか?
- HbA1cがなかなか改善しない…
血糖値の乱高下が生活習慣に隠れている気がするが、なかなかつかめない…
インスリン単位数の調整をどうしたよいかわからない…
▶ そんなときに役立つのがCGMです!
CGMとは、皮下に挿入したセンサーを用いて間質液中のグルコース濃度を数分毎に測定し、血糖値に換算してグラフをスマホやモニターに記録・表示させる医療機器です。
▶ 患者・医療者双方に大きなメリットがあります
痛い指先穿刺をすることなく、細かな血糖変動がグラフで見える化
患者さんは普段の生活を送りながら、安全に行動変容に取り組めます
医療者は治療行動の変化をリアルタイムに確認し、的確な指導ができます
費用は従来の血糖測定と同等、あるいは安価です
CGMを活用することで、患者が気づいていない血糖値の変動や悪化要因をも明らかにし、具体的な指導が可能になります。
プライマリケア医がCGMを利用すれば、糖尿病治療がより充実したものになるでしょう。本レクチャーでは、プライマリケアの現場でのCGMを用いた糖尿病治療について紹介します。
その他
学会ジョイントプログラム 7 <日本緩和医療学会>
【プライマリ・ケアで緩和ケアを提供できる 家庭医・総合診療医を育てる】
日時:6月21日(土) 15:15〜16:45
場所:第4会場(札幌コンベンションセンター 108)
内容:日本プライマリ・ケア連合学会と日本緩和医療学会は2021年度より家庭医の緩和ケア能力を向上させるための研修プログラムを開発する合同プロジェクトを行ってきた。本企画では、この合同プロジェクトの成果物(プライマリ・ケアにおける緩和ケア学修のためのCase based discussion、家庭医の緩和ケア病棟研修リストなど)を紹介し、総合診療研修における緩和ケア研修の現状や、緩和ケア領域における総合診療医の強み、そして、実際の総合診療医の緩和ケア診療を共有したうえで、日本緩和医療学会の専門医・認定医制度を紹介する。また、会場参加者と共に総合診療医の緩和ケア診療能力を高めるために、どのような教育・研修リソースが必要か?、そして、そのために両学会が取り組むべきことは何か?などについて考えていきたい。